ハネさせる表示

ドラムの譜面について  ハネさせる表示について

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譜面が苦手な人へ

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今回は、シャッフルを表示する時によく使われる表記の方法を紹介します。
譜面を見ているときに、こういう表記を目にしたことはありますか?

見慣れない人は、びっくりするかもしれませんが、これは

普通の8分音符を3連符の1つ目と3つ目に置き換えて演奏する

という表記なのです。つまりハネていない8分音符が、ハネル3連の音符の変えて演奏するとい約束なのです。え?どういうこと?と思った人、まず譜面を見て、音を聞いてくださいね。




これは、普通のよくある8分音符ですね。これだけを見る分には何の変哲もないのですが、この譜面に一番最初に出てきた表示がつくと、こうなります。


この譜面は8分音符そのものは、上の譜面と何ら変わりはありません。
しかし、演奏はこういうタイミングになります。



どうですか?つまりこのタイミングはこういう譜面になりますね。


えー!と思った方。^^;
僕も最初にこれを見たときはびっくりしました。だって上と下の譜面では音符自体はまったく同じなのに、
例の表示があるだけで、ハネル演奏に変換しなければならないのですから!
うかうかしていると、見落としてしまいます。




今度は、リズムにして見てみましょう。
まずはこれ。




これは、普通のエイトですね。
この譜面にさっきの表示を付け加えると、こうなります。




どうですか?ぜんぜん雰囲気が違いますよね。
上と下の譜面では、まったく同じ音符でできていますが、ハネさせるという指定があるために、エイトのリズムがシャッフルになってしまいました!

わかりやすいように譜面であらわすと、


というようになります。
まったく同じ音符がこんなに簡単な指定だけで、こんなにも変化させて演奏させるなんて、考えてみるとほんと不思議ですね。でも音楽業界では、あたりまえに使われている表記なのです。
知らなかった方は、しっかり覚えておきましょうね^^;





歴史的には、実はエイトのリズムというのは、シャッフルより新しいものなのです。シャッフルのほうがエイトよりも古い時代から存在しているのです。そしてエイトのリズムはシャッフルから生まれたと言われています。日本国内においては、一番最初に取り組むリズムが8フィール(エイトのリズム)が多いため、エイトのほうが古いように思えるだけです。^^;またシャッフルも昔のものはしっかりとした3連符をベーシックにしているわけではなく、ハネるタイミングとハネないタイミングの中間あたりのものもたくさんありました(ニューオリンズのシャッフルなんてまさにそう!)。きっちりと3連符で感じられるシャッフルからみたら、いわゆる下手なシャッフルということになります!^^;でもそれがまたかっこいいんですげど。
このように、きっちりとはねないシャッフルがあったからこそ、そこからエイトが生まれたのかもしれません。そういうことを考えると、エイトもシャッフルもほんのちょっとの違いなのだと思えますね。
となると、今回紹介したハネさせる表記もうなずけるものがありますね。

リズムってやっぱり面白いですね。^^;













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