128パラディドルについて

128パラディドルについて

パラディドルを応用するために

譜面をみながら、音を聞いてみよう!

画像をクリックすると、動画を見ることができます。

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ここでは、128パラディドルと題しまして、シングル・パラディドルを詳しく見ていきましょう。
パラディドルを練習していて、これはドラムセットにどうやって応用していくのかなと疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
この128パラディドルを使って、いろいろなパターンのパラディドルを練習していくことで、セットに応用できるようになるでしょう。

128パラディドルを理解するためには、アクセント理論をしっかりとアタマにいれておく必要があります。 128パラディドルというのは、ストレート・パラディドル、リバース・パラディドル、インワード・パラディドル、ディレイド・パラディドルの4つにアクセント理論を応用してつくったものです。僕の生徒の方に、いかに素早く広範囲にパラディドルを使えるようにしてもらうかを考えていたら、この案がうかんできたというわけです。フルストローク、ダウンストローク、アップストローク、タップストロークの4つのストロークの組み合わせを考えていくのが、アクセント理論であり、それを4つのパラディドルに応用したものが128パラディドルというわけです。そしてもちろんモーラー奏法で演奏していくことも可能です。実際にモーラー奏法を使ってパラディドルを演奏しています。

128パラディドルというのは、シングルパラディドルの応用であり、親戚でもあり、シングルパラディドルそのものでもあります。またアクセントはすべてパラについています。ディドルにはつけていません。というのは、ディドルにアクセントをつけてしまうと、実際の演奏上、難易度があがり、つかいにくくなってしまうため、利用しやすいパラにアクセントをつけたものに絞り込んだのです。ですから、この128パラディドル以外にもシングル・パラディドルは存在します。しかし、実用的に使えるものは、この128パラディドルであると思います。練習していく過程で、壁にあたるかもしれませんが、がんばってクリアーしてください。

ぼくがレッスンで実際に使っているモーラー奏法の表記について説明します。

▽ は右ポップストローク:回外
△ は右アップストローク:回内
○ は右ドロップストローク:どちらかの回転の途中
▽’は右ポップストローク&大きくフライバック:回外
△’は右アップストローク&大きくエロンゲーティング:回内


▼ は左ポップストローク:回外
▲ は左アップストローク:回内
● は左ドロップストローク:どちらかの回転の途中
▼'は右ポップストローク&フライバックを大きくとる:回外
▲'は右アップストローク&エロンゲーティングを大きくとる:回内

注)この表記は「THE MOELLER BOOK」を参考にしたものです。また▽’の’はヒット後の”あまり”のストロークを強く意識してもらうために、僕が独自に付け加えたものです。


また、手順の下に出てくるD,T,U,Fは役割としてのストロークであり、必ずしも国内独特の腕の動きを表しているものではありません。




それでは、128パラディドルを紹介していきます。

☆NO-1 RLRR ストレートパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 1

これはよくある普通のストレート・パラディドルです。





☆NO,2 RLRR ストレートパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 2

これは左がすべてノーアクセントになった状態です。

 

☆NO,3 RLRR ストレートパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 3

ディドルのアップストロークは2回アップするということではなく、徐々にアップするということです。
ここで前腕が回内するということです。

 

☆NO,4 RLRR ストレートパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 4

NO3の左がノーアクセントになったバージョンです。





☆ NO,5 RRLR リバースパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 1

このパラディドルはストレートパラディドルを8分ウラからスタートさせたものであると考えることもできます。






☆ NO,6 RRLR リバースパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 2

1拍目の最後のRがアップからドロップに変わりました。






☆ NO,7 RRLR リバースパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 3

1拍目の8分ウラのLででてくるフライバックをしっかり意識しよう。







☆ NO,8 RRLR リバースパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 4

1拍目の最後にでてくるRをアップしないで、2拍目のRでアップしてアクセントで叩くこともできますが、そうしてしまうと1拍目はNO,7と同じになってしまいます。ですから、1拍目の最後のRでアップするようにしましょう。







☆ NO,9 RLLR インワードパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 1

インワードパラディドルに初めて取り組む人は、8分ウラをしっかり意識しましょう。これはタイミングがゆれやすいためです。
動画のようにバスドラとハイハットを入れるのを忘れないでね。






☆ NO,10 RLLR インワードパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 2

1拍目にでてくるダブルストロークは、2回アップするということではなく、徐々にアップするということです。






☆ NO,11 RLLR インワードパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 3

ディドルは左だけになります。最初の右アップに注意しましょう。





☆ NO,12 RLLR インワードパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 4

2拍目はLRLLとなって手順が変わっています。これは1拍目の△▲▲▽'を練習するために出てきた手順です。
重要なのは1拍目です。




☆ NO,13 RLRL ディレイドパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 1

ダブルストロークが拍をまたいででてきます。アクセントの位置にも注意しよう。





☆ NO,14 RLRL ディレイドパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 2

ノーアクセントの音は、大きくなりすぎないようにね。





☆ NO,15 RLRL ディレイドパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 3

左のディドルは、拍をまたがってでてきます。タイミングに注意しよう。





☆ NO,16 RLRL ディレイドパラディドル系 レギュラーシングルアクセント 4

▲は3つでてきますが、別々ではなくひとつの回内の運動として把握できるようにしましょう。












 

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