モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-10-29 12:00:00 (25884 ヒット)






 


当ドラムメソッドでは、ストロークのスピードを上げるということを、しっかりとした理論で説明することができます


 


一般奏法においては、スピードを上げる方法は明確には提示されていません。


 


スピードアップを 繰り返せば繰り返すほど、疲れていませんか ?


 


そうなってしまう人は、いちどご自分のストロークを振り返ってみていただきたいのです。


ストロークのスピードをあげていくときに、手首からさきだけを上下に動かそうとしていませんか ? この方法は、前腕部の疲労をまねくだけでなく、腱鞘炎になるリスクを高めてしまいます。


何をかくそう、僕自身がモーラー奏法に変える前は、テンポ180の8分音符でハイハットを刻むと、前腕部がパンパンにはってしまって、とても痛かったのをいまでも鮮明に覚えています。


しかし、奏法を変えて後は、テンポ200のハイハットを刻んでも、まったく痛みはなくなりました。もちろん、どこも疲れてはいません。


これは、私だけに起こった特殊事情ではなく、しっかりマスターすれば、誰にでも可能なことなのであると考えています。


重要なことは、筋肉を鍛え、増強しなければ、スピードが上がらないということではなく、胴体と肩甲骨、上腕、前腕の動きの関係をなめらかにすることです。胴体側から順番に動くということが大切です。 この根本にある腕の運動が、インフィニティーを描くということにあります。


念のため、いっておきますが、 このことは、筋肉を鍛えてはいけないという意味ではありません。


動きが滑らかでないことに問題があるのです。


 


そんなに大きく動いて本当にスピードがあがるの?


 


と疑問に思われるかたもいらっしゃるでしょう。


確かにオーバーアクションでは動きの把握はしやすいものの、スピードは上がりにくいでしょう。しかし、それは胴体側からの動きをやめて、手首の上下運動だけに変えればよいということではありません。工夫次第で腕全体を動かしてもスピードは上がります。


目安としては、片腕で8分音符を刻むとして、テンポ200は楽に動くようになります。びっくりされるかもしれませんが、この奏法をマスターしていただければ、ああ、このことかと実感していただけるでしょう。




その証拠に当ドラムレッスンに通ってくださる多くの生徒さんがスピードが上がったことを実感されております。

 


 


現在すでにモーラー奏法をならっている方でも、できているという思いこみがあると、完成度の低い部分を見えなくしてしまうことに注意しましょう。まだスピードが上がっていないならば、まだまだ基礎練習が足りないとおもっていただきたいのす


本当に脱力が進み、完成度が高まると、スピードは自然に上がります。


 


結局、スピードをあげていこうとするときに、手首から先だけで動かそうとしたり、テンポをあげるにつれて、力をどんどん入れていってもいいのだという感覚が、逆にスピードアップの阻害要因となります。


基本である、外回転と内回転の流れをよくするということが、とても重要です。もちろん、何の筋力もいっさい使っていないということはありません。しかし、疲れるほど無理に力を使わないでほしいのです。たいていの場合は、無意識に力みがのって、動作そのものが悪くなっているということに気づいていただきたいのです。腕の動作をよくするには、インフィニティーを描くように動かすということが大切です。当ドラムメソッドでは、インフィニティーの描き方を2種類紹介しています。 うまく使えば、スピードアップの役に立ちます。


 


次回このインフィニティーの描き方をご紹介します 。


 


乞うご期待!!


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-10-15 12:00:00 (6621 ヒット)






 


前回までは、ドラムのバスドラを踏む際に、イスの位置によっては、足が動かしにくくなりやすい場所があることを説明しました。


 


このことは同時に、脚自体のラインをそろえることを考えると、ラインを斜めにそろえる必要があるということになります。


それを理解するためには、骨盤自体の動きを考えることが重要です。


座るということは、立って動くのと違い、骨盤自体の動きをかなり制限してしまいます。例えば歩くということは、骨盤自体が進行方向にどんどん移動していきます。このとき足部のさまざまな関節は、時々刻々と動いていく骨盤自体の動きとバランスをとりながら体をささえ、同時に斜めの動きを利用して体全体の重心を移動させていきます。足が底屈・背屈よりも斜めの動きがしやすいのは、このためであるとも考えられます。


 


ドラムを演奏するということは、椅子に座っているために、骨盤そのものの動きは、歩いているときよりも大変制限されています。このことをしっかり理解することが重要です。歩くときのように、骨盤自体が移動できる場合は、足の裏を地面にべったりとつけて体をささえることと、足の裏に能率良く力を伝えることとを一致させることができます。例えばペダルを踏むとしたらこんなふうでしょうか






 


 


しかし私たちドラマーはイスに座って演奏していますので、骨盤自体を大きく移動させることはできません。この状態で足の裏をベッタリとプレートにつけてしまうとラインがくずれてしまうのです ( ラインがくずれないようにイスの位置を変えると、こんどは足自体が動きにくいことになるのです ) 。


 


 


絶対にラインはくずれてはいけないということではありませんが、くずれると、体や脚の重さと加速度でつくる力を足の裏に伝えるということにロスが生まれます。また、足首や膝に負荷がかかりやすく、へたをすると痛みになりかねません。


 


ですから、ラインを整えるということに注意を払いましょう。


内回転のヒットに瞬間はこんな風にしましょう。




外回転のヒットの瞬間は僕の場合はこんな感じで踏んでいます。



 


当ドラムメソッドでは、脚のレッスンにおいて、体をささえやすいということと、動かしやすいということを高いレベルで実現できていると自負しております。


 


もう一つ忘れてはいけないことがあります。


それは、足の腱をはるということです。もちろん、無駄に力をいれて、リキむということではありません。最低限で適切に、もちろん疲れないように入れるということです。


これをやらないと、体や脚の重さとそこからくるエネルギーをペダルに伝えたときに、そのエネルギーを受け止められず、膝や足部の関節を痛める可能性があります。


 


以前に述べましたが、足部は体全体をささえるためにいつも働いています。つまり、足は大きな力を受けても、充分耐えられるだけの仕組みになっているのです。その点が手首とはまったく異なる事実です。ですから、手首から先「だけ」を上下に動かそうとするのは、よくないのですが、くるぶし付近の足首から先だけを動かすことは、私たちの行っている運動の仕組みから考えても、問題はないのです。このあたり の理解 は、独学では難しいかもしれません。


 


でも、大丈夫です。


当ドラムメソッドでは、丁寧にわかるまで何度でも取り組みますので、安心しておこしください。


 


 


 


 


 


 

hiromu@drumlesson.cc

 


 


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-9-24 10:00:00 (5829 ヒット)


心技体






いにしえの達人たちが、いっていた言葉のなかに、心技体(しんぎたい)ということばがあります。読んで字のごとく心と技と体の3つの関係がうまくいくことが重要であるという考え方です。


 


現代の進んだ科学は、体の仕組みや動きを細かく分析するという点においては、めざましい進歩をとげています。それはそれですばらしいことであります。当ドラムレッスンにおいても、先端の技術を学び、レッスンに生かしております。しかし、もし仮に、現代的科学が心を否定し、スピリチュアルなものを否定するのならば、私はとても残念におもいます。


 


技についても、ドラムの場合は、我々の諸先輩方の功績で、ルーディメンツやリズムパターンなど開発がなされてきました。そのおかげで多くのドラマー達が、技術の向上という意味で、たくさんの恩恵をうけています。


 


この、諸先輩たちが積み上げてきた功績を無駄にしないためにも、また、未来の音楽をすばらしいものにするためにも、私たちは高い精神性をもとめて演奏に従事するべきであると思うのです。


 


 


 


思い出してほしいのです。


 


自分がはじめてドラムに触れてたたいたときのあの感動。


 


演奏がうまくいったときのあの喜び。


 


自分達の演奏をきいて、楽しんで踊ってくれたお客さんをステージから見たときのあの感慨。


 


グルーブを感じて演奏できたときのあの楽しさ。


 


涙ながらに叩くバラードのあの心境。


 


 


これらは、心があって感じるものであります。


 


“うれしいなあ” とか “かっこいいなあ” と感じるものの主体は心であるということです。


 


 


音楽を奏でる私たちにとって、心はたとえようもなく偉大で、尊く、大切なものなのです。


 


 


一方で、心が大事であるという人のなかには、進んだ技術を軽視する傾向を持つ人がいます。


これはとても残念なことです。技術的な解析もせずに、気合だけでスピードを上げようとしたり、根性だけで全ての技術を乗り越えようとするような態度は、工夫して乗り越えようとする態度を否定しかねません。


科学的実証がなされているものや経験的にわかっていることについては、どんどん取り入れるべきであるとおもいます。


本当の意味で素晴らしい技術は必ずや心に貢献するものであります。


 


逆に、技を追い求めるドラマーは、心を軽んじる傾向にあります。


技術さえあればトップに立てると勘違いしないでください。


優れた技術は優れた演奏に貢献するものではありますが、決してイコールではないのです。


良い技術さえあれば良い演奏ができると思い込んでしまうのは、悲しむべきことです。


技術だけを習得しても、肝心かなめの心というものを軽視するならば、ただうまいだけのなんの感動もうまない演奏になってしまいます。


 


なにか音楽表現に物足りなさを感じるはずです。


 


どうかそのようにならずに、心も技術も体も向上をめざすという考え方を忘れないでください。


 


現代の科学では、心は脳波であるという考えがありますが、そのように安直に結論づけるのは早計であると思います。もちろん、心と脳波とは何の関係もないとはいいきれないと思いますが、心というものは、もっと尊く、崇高なものであり、神秘的で謎が深いものに私は感じます。


 


音楽はもともとスピリチュアルなものであり、音楽を感じる主体である心も、とてもスピリチュアルなものであると感じます。


私たちにとって、権威と信頼をもってスピリチュアルなものを語る人の意見に耳を傾けるということは、とても大切なことであろうとも思っております。


 


心技体という言葉は、心という文字が一番最初にでてきます。技という文字でもなく、体という文字でもありません。心が最初なのです。これには、深い意味があると感じざるをえません。達人や偉人たちはこのとこを知り、伝えたかったのではないでしょうか。


 


これからの新しい世紀に活躍するドラマーには、この古くて新しい心技体の3つのバランスを大切にしていただきたいとおもいます。


 


 


 


 


 


 


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-9-10 4:38:10 (11763 ヒット)


脚の動きと足の動き1





 


脚の動きと足の動き


 


モーラー奏法の脚への応用を考える際に、体をささえるということと、脚(足もふくむ)を動かしやすくするという2つを高いレベルで融合するということが大切でしたね。


 


イスの位置について


 


前回の説明では、このように座ってしまうのはあまりおすすめできませんといいました。


写真1



これは、確かに、体をささえるには都合がいいのです。しかし、実際の演奏上、ビーターが打面を打つことで体を支える時間はほんの一瞬です。


この一瞬のために、足が動かしにくい位置になるように座ってしまうのは、とてももったいないですよね。


 


 


クローズド奏法とオープン奏法


 


体をささえるということから、クローズド奏法とオープン奏法の違いを考えてみましょう。


クローズド奏法では、ビーターが打面を打ったあと、打面と接地しつづけようとすることで体をささえますよね。



 


一方、オープン奏法は、ビーターが打面をうった後、ビーターが打面から離れることをいいます。



 


クローズド奏法とオープン奏法では、明らかにオープン奏法の方が、リラックスしやすいですよね。クローズド奏法では、ビーターを打面に打ち付けるわけですから、必然的にふくらはぎに無駄な力を入れてしまうことが多くなります。もちろん、クローズド奏法が必要な場面もあるでしょうから、そういう場合は、できるだけ力をすくなくするということが重要です。


 


そのためにも、イスの位置の工夫はとても重要です。


 


では、なぜこの位置だと足が動かしにくくなるのでしょうか?


 


足の仕組みと動き


 


それを説明するために、足の関節の仕組みをすこし理解してほしいとおもいます。足部は、いろいろな関節からできていて、とても複雑です。あなたは、足の動きが上下に”だけ”動くものだと思っていませんか ? この動きを、専門的には底屈・背屈といいます。こんな感じですね。




このように確かに、上下にも動きます。しかし、実はこの動きよりも動かしやすい動きがあるのです。それが”斜めの動き”なのです。





 


これは、専門的には内がえし・外がえしとよばれる運動です。


 


この運動の利用こそが、足の上下運動よりも、素早くなる動きなのです。


じつは、この動きは足の超高速連打に応用できるのです。


 


ご自分で底屈・背屈の動きと足をふるわすように内返し・外がえしの運動をしてみてください。


 


どうですか?


 


あきらかに足の上下運動の方が動かしにくいですよね。


 


写真1のように座ってしまうと、普通はプレートに足の裏がべったりついてしまいます。


体をうまくささえるということにしぼって、脚の状態を考えると、


この位置に座るとささえやすくはなります。しかし、 そうすると、足の動きは必然的に上下運動がメインになります。つまり、自然な動きである内返し・外がえしを使いにくくなり、大腿の回転も使いにくくなるということなのです。つまり脚が動かしにくいということになるのです。


 


以上のことをふまえて、脚を動かしやすい位置にイスをもっていくと、この位置になります。


写真1よりもイスが15センチくらい左によっています。




 


しかしながら、この位置で注意してほしいことは、プレートにべったりと足の裏をつけてしまうように動くと、かえって体をささえにくくなるということがありえるということです ( べったりつけてはいけないということではありません ) 。大切なことは、前回説明した脚のラインをととのえるということなのです。ベタ足で踏むとラインがくずれることが多くなるので、注意が必要なのです。


 


このようにすれば、足の内返し・外返しの運動もつかいやすく、ラインをととのえれば、体もささえやすいということになります。


 


 


次回は、ななめに脚のラインをととのえるとは、具体的にどういうことなのかを説明します。


 


 


 


 


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2008-8-27 16:06:18 (7763 ヒット)


体をささえるということ





ここでは、モーラー奏法の脚への応用についての一部を紹介します。


この方法は、いろいろな分野へ応用がききますので、例えば、スポーツであるとか、武道であるとか、脚関係のリハビリにも効いてくると思います。


 


そもそもなぜ、体をうまく支えることが重要なのでしょうか?


それは、体の重さを足の裏にロスなく伝えることが出来るからです。


それができるということは、バスドラに体の重さをうまく伝えることが出来るということになり、


つまり、リラックスして踏んでいるのにとてつもない大きい音がでるということになるわけです。


ちなみに脚(足)のスピードアップについては、違う方法をとります。


 


当ドラムメソッドの脚奏法の考え方として、体を支えることと脚を動かしやすくするということの融合をはかってレッスンをしております。


 


ここでは、体をうまく支える方法を紹介します。


 


座ってしまうとわかりにくいので、立ってやってみましょう。


 


まず、股関節の位置を確認しましょう。実は股関節の位置を正確に把握するのは簡単ではないのですが、ここでは、話をシンプルかするために、内ポケット付近を目安に探しましょう。


股関節と膝の真ん中を結んだ線で面をつくるようにイメージしましょう。



 


 


今度は、踵とつま先の真ん中を結んだ線で面をつくるようにイメージしましょう。




この 2 つの面の延長が1つに重なるように股関節と膝と足を調整しましょう。




今度はこの重なった 2 つの面に対して、骨盤の正面が平行になっているようにしましょう。


あごが前に出てしまっている人は少し引いて、腰に無用の力みを発生させないようにしましょう。腰が張ってしまう人はすこし骨盤を前に倒すか、後ろに倒すかなどして調整し、力みがうまれない位置をさがしましょう。


猫背気味と人は少し胸を張るつもりで動かすと、バランスがとりやすいことがあります。


(今やろうとしてしていることは静止状態でのリラックスですので、動的なリラックスをもとめる動きとは違います。したがって姿勢の考え方も違います。)


 


この関係がいわゆる腰が入っているという状態です。



 


この状態を当ドラムメソッドでは、ラインがそろっていると表現しています。



 


この考え方は初動負荷理論の提唱者である小山裕史氏の脚の垂直軸の考え方を応用しています。


 


 


こんな感じになってしまうと




 


足の裏に体の重さや足の重さなどから来るエネルギーを足の裏にうまくつたえることができません。つまり大きい音を出すには筋肉にたよらざるをえないことになって、疲れやすくなります。


 


このラインをそろえるという考え方はとても大切です。


 


 


 


今までの話だけから連想すると、ペダルのプレートと脚の関係はこのようになるのがいいような気がしますよね?


実はこの位置に座ってしまうと、足(脚ではない)が動かしにくくなります。


驚くかも知れませんが、本当です。


では、なぜ脚のラインをそろえるという話をしたかというと、それを斜めに使いたいからです。


どんな風に使うかは次回説明します。


バスドラに応用する際には、ヒットに瞬間に、この関係が成り立つこと自体が大切なのです。プレートに対して足の裏をべったりとつけて、プレートの向きに対して脚と骨盤のラインをそろえるということではありませんので、くれぐれも注意してください。このような位置に座ってしまうと、体は支えやすいですが、足が動かしにくくなりますので、注意が必要です。



 


なぜだかわかりますか?


本当は、どのように座った方がいいのか・・・


このつづきは次回に・・・


 


 


 


 


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