モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-3-28 17:13:47 (8998 ヒット)





座ることと重心移動





背中をぴんと伸ばして座るというのは、ドラムを叩く上で常識となってしまっていますが、じつはこれは腕を動かそうとする(または体全体が動く)ことから考えるとじつに都合が悪いということを知っていますか?背すじを伸ばして座るというのは、静止状態ではいい座り方なのですが、体全体の重心移動を腕を動かしながら、リラックスして行うためには、適していない座り方なのです。ドラムを叩くときは、座ってはいますが、静止しているわけではありません。日常では、座ることは動きを止めることとなっています。しかし、ドラムを叩くということは、座るにもかかわらず積極的に動くことと同じです。つまり動いていくことに適した座り方を考える必要があるということになります。ここはとても大切なポイントなのです。ドラムを叩いていて腰が痛くなってしまう人は、座っているときの姿勢にも注意してください。上半身を動かさないようにしようとしていませんか?腕が動いているのに、上半身を動かさないようにしてしまうと、負荷がかかって背中や腰などが痛くなることがありますよ。リラックスしてバスドラを踏むためには、体の重さを利用することが必要です。そのためには、体全体の重心を移動しやすく座るということが大切になってきます。普段私達は何気なく体全体の重心を移動させて動いています。いろいろな運動がありますが、歩くという行為は代表的な重心移動の一つです。誰もがあたりまのように歩くことができますが、これはとても優れたバランス感覚なのです。ロボットを歩かせようとするときにもこの重心移動はとても重要なポイントですよね。体全体の重心を移動させて動くということは、繊細なバランス感覚を必要としています。それは歩行中にわずかな床のへこみなどでもバランスをくずしてしまうということからもあきらかです。この体全体の重心移動というのは、足だけでなく、腕の動きにもかなり影響します。そういう意味でも座ることと重心移動には深い関係があります。

当ドラムレッスンでは、足モーラーのレッスンの際に、重心移動についても指導しております。




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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-3-15 0:45:51 (5389 ヒット)



演奏中、つらくないですか?




モーラー奏法で大切なことは、リラックス感を維持するということです。リラックス感というのは主観によるところが多く、客観的に判断するためには経験を必要とします。そのため多くの場合、個人の主観的な感覚をたよりに議論がなされることになります。そうなると筋力が多くある場合、外観的には疲れる動きをしていても、当の本人はそうでもない感覚でいるということが起こりえます。もしそうであるなら、効率の悪い腕の動きをしていても、それを自覚できないでいるということになります。知らずしらずのうちに疲れてしまったり、ひどくなると筋肉が痛くなることもあります。ドラムにたくさん触れる時間のある人であればあるほど、このほんのわずかな感覚の差が、大きなリラックス感の違いとなって現れてきます。あなたは今の奏法で本当に楽になっていますか?「これくらいの疲れはしかたがない」と思っていませんか?疲れるには理由があります。それをつきとめれば、疲れをとることができ、かつ疲れを呼び込まないようにすることも可能なのです。人によって骨格に違いがあるから、リラックスをもとめる運動にも違いがあるように思うかもしれませんが、残念ながらそう思っているうちは、本当のリラックスを理性的にもとめることはできなくなります。リラックスには法則があるのです。一般的な奏法においてもリラックスをもとめているのに、疲れがとれないのはこの法則どおりに動いていないからです。確かに骨格に違いはあります。しかしその違いは、リラックスの法則を変えてしまうほど大きい違いではないのです。もしそれほど人によって骨格が大きく違うのであれば、医者が手術の際に体を切ってから構造を調べるというようなことになるはずです。実際にはそんなことはあり得ませんよね。誰もが上腕骨はひとつであり、前腕にはしゃっ骨とう骨があるのです。健常者であるならば、前腕にある骨が一本だけということはないのです。医者は医者になる過程で、人が共通にもつ体の構造を勉強しますよね。つまりこれは、リラックスして体を動かす際にも、共通の法則があることを意味するのです。ですから人によってリラックスの仕方が完全に違うということはないのです。当ドラムレッスンでは、演奏が楽になるお手伝いをしています。

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-2-27 2:13:35 (39547 ヒット)





徹底的な基礎練習




動画はこちらから 3連系手順4Rスタート



モーラー奏法を知らない方からみると、この奏法はテクニックのあるドラマーがよりハイレベルな演奏をするためのものととらえがちです。しかしながらこの奏法ほど基礎練習に適した奏法はありません。基礎練習が好きな方には本当におすすめです。当ドラムレッスンにおいてもモーラー奏法の基礎練習は特に大切にしています。これを習得しようとするなら、徹底的にとことん基礎練習する気概が必要です。なぜなら、一般的な奏法と比べて動き方があまりにも違いすぎて、なかなか感覚がつかめないからです。基礎練習をおろそかにして複雑なフレーズを構築しても、すぐにスピードアップや音量の壁に阻まれることになってしまうのです。それは、基礎の上にすべてが成り立っているからです。派手なスピードアップや大音量を気にせずに黙々と練習する人ほど、スピードや音量が上がりやすいというのが真実です。練習を続けていくと知らず知らずのうちにスピードが上がっていくのです。モーラー奏法をしっかり習得するためには、運動の基礎として誰もが共通に感じる法則を理解することが大切です。私自身が一般的奏法からモーラー奏法に変えたとき、ドラムを教えるという業界のなかにはこの法則がしっかりとは浸透していないことを強く感じました。講師の方々がこの法則を理解し、体得していたら、生徒はもっともっとリラックスできてくるはずなのです。ですから私は今後はドラム講師の方にもお教えしたいと考えています。

ドラムを叩くということは、全身運動なのです。全身が動いているにも関わらず、イスに座っているという特殊事情を、いったいどれだけの方がしっかり把握できているのでしょうか。普通、イスに座ってここまで全身運動をするということはありません。これは本当に特殊なことなのです。イスに座っていても、あたかも立っているかのような感じで演奏することがとても重要です。これを静止して座っているかのように感じていてはスピードや音量のアップは望めません。このようにイスにどう座るのかということ一つとってみてもわかるように、基本を考えるということはとても大切なのです。基礎練習は運動の基本を理解することからはじまります。また、何度も繰り返していくという地道な努力が必要です。まずは脱力に注意して、そのあと流れにも気を配り、基礎練習を繰り返しましょう。

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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-2-14 21:47:00 (21391 ヒット)



グリップについて





ドラマーにとってスティックを握るということは当たり前であると思われています。でももしショット時に握ぎるどころか挟むことさえしないで大音量が出せるといったら信じてもらえるでしょうか?フリーグリップをマスターすれば、それは可能なのです。いろいろなグリップがあるなかでフリーグリップほどスティックを握らないグリップはありません。手にマメができて痛い思いをしている方、それは仕方ないことだと思っていませんか(マメができてしまうのは、ほとんどの場合一ヶ所に集中して必要以上に強く握ってしまうからです)?フリーグリップを身につければ、手にマメができるということはなくなります。また、フリーグリップを解くカギは、リバウンドの処理の仕方にあります。リバウンドのコントロールは指でするのが常識となっていますが、指以外でリバウンドをコントロールすることができるのです。グリップを考える際にもリバウンドの処理というのは、とても重要な要素なのです。

スティックを握りこんでしまう大きな要因が、リバウンドの処理の方法にあるのです。指だけで吸収しようとするから、スティックを握りこむことになってしまうのです。スティックを握りこんでしまうから、前腕に力みが走り、そのことが前腕と上腕の流れを悪くしてしまい、上腕の疲れを誘発してしまうことになってしまうのです。グリップを深く追及することは、いかに握るのかというとだけでなく、腕全体、ひいては体全体のリラックス感に影響してくるとても大切なことなのです。当ドラムレッスンでも時間をかけていろいろな角度から指導しています。


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投稿者: hiromu 投稿日時: 2007-2-7 1:28:41 (13788 ヒット)



脱力について




動画はこちらから 3連系手順3Lスタート




脱力の重要性は、ほとんどの指導者の方が口をそろえて教えていることと思います。もちろん、モーラー奏法の習得においても、脱力というのはとても大切です。脱力とはできるだけ力をぬくということであり、厳密な意味で完全に筋力を使わないということではありません。何の筋力もいっさい使わないということであるなら、私たちは座ってることさえ難しくなるでしょう。筋力は少しは使うのです。大切なことは、「これくらいは使うだろうな」の「これくらい」が、モーラー奏法の場合は普通の奏法と比べて極めて少ないということなのです。普通の奏法をしている方の多くは、「これくらい」というのが、筋力をけっこう使ってしまっているのです。しかもこの脱力の感覚というのは、習得するまでわからないからやっかいなのです。たとえ現在の普通の奏法において疲れがなかったとしても、脱力の感覚が不足しているということがありえ、さらにその事実を自覚していないという残念な状況にあるかもしれないのです。モーラー奏法をしっかり習得している人に教わった方がいいのは、この脱力の感覚を体得しているからなのです。理論だけや外見をまねてみるだけでは、この感覚をつかむことはできないのです。へたをすると逆に疲れることにもなりかねません(モーラー奏法を学び始めはよく上腕付近に力が入りすぎて痛くなることがあります)。以前にも書きましたが、この脱力というのは、合格はあれど完全ということはありえません。達人たちでさえも、完全に習得しきったということはないのです。最初に取り組むのが脱力ですが、一度覚えれば大丈夫ということではなく、演奏する限りずっと進化させていこうという取り組みがとても重要です。

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