モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-4-29 22:34:00 (5145 ヒット)




当ドラムメソッドでは、 ストローク について、モーラー奏法の記号を使用しています。まずは、伝統的なモーラー奏法ではどのように定義しているのかということから説明します。その後、当ドラムメソッドで、これをどのように改良したのか。また、なぜ改良したのかをご説明させていただきたいとおもいます。


 



モーラーブックのなかには、記号が 3 種類でてきます。


 


それは、▽、△、 ○ (これは右、左は ▼ 、 ▲ 、 ● )の3つです。


これらは、


▽がダウンストローク、△がアップストローク、 ○ がシングルストロークと定義されています。


伝統的なモーラー奏法では、ダウンストロークは腕の外回転でたたきます。これは、デイブウェッケルやジョジョメイヤーなどのレクチャー映像のなかでも確認することができます。主に上腕部のにある肩関節の外旋、内転、伸展などおこし、重力を利用して、音を出すというものです(肘の屈曲・伸展もおこりますよ)。これらの運動を▽という記号であらわしていると考えられます。アクセントを担当するストロークということになります。



つぎに△の記号ですが、これは、アップストロークという定義がなされています。伝統的なモーラー奏法においては、アップストロークは、当ドラムメソッドの動きで表現すると、内回転ということになります。音量はノーアクセントになります。


 


もうひとつ、 ○ はシングルストロークと定義されています。


 



当ドラムメソッドでは、この3つの記号に改良を加えました。


 


 


順を追って説明しますね。


 


そもそもフレーズをいろいろ自由に叩けるようになるためには、アクセントフレーズはマスターしなければなりません。これは、一般奏法・モーラー奏法に関係なく大切なことです。


 


また、アクセントフレーズを細かく構築するためには、4つのストロークが必要です。理由はこちら。じつは


伝統的なモーラー奏法には、フルストロークという概念がありません(少なくともモーラーブックのなかにはみあたりません)。 ですから当ドラムメソッドでは、


従来の記号にフルストロークの概念をつけたしました(▽のマークに ' をつけました。例えば▽ ' など)。


 



ここで、もういちど腕の回転の方向を思い出してください。回転の方向には 2 種類ありましたね?伝統的なモーラー奏法では、あまり腕の回転については、ふれていないようですが、当ドラムメソッドにおいては、腕をリラックスさせて動かすということを最も大切なこととして考えております。


腕をリラックスして動かすためには、回転を伴うということが、必要条件であることがわかっています。


このように回転ということを、主体に考えているので、モーラー奏法の記号に変更を加えざるをえなかったのです。加えざるをえなかったというのは、どういうことかといいますと、伝統的なモーラー奏法では、腕の運動と音量という面で、とらえきれていない部分があるからです。


 


はっきり言ってしまうと、


伝統的なモーラー奏法においては、内回転でアクセントを演奏するという発想がありません。


内回転はアップストロークとイコールになってしまっています。でもこれではアクセントを連続させてストロークをする際には、スピードが上がりにくいことになります。このような場合は、回転を交互に行いつつ、アクセントを演奏することで、リラックスを保ちながらストロークができるようになるのです。


 


ですので、当ドラムメソッドではモーラー奏法による定義を以下のように変更してレッスンで使用しております。


 


 


▽ 外回転


 


△ 内回転


 


○  腕をあげない


 


 


記号そのものをダウンストロークやアップストロークといった定義ではなく回転で定義することで、


外回転(▽)は、フルストロークを


担当させることができるようになり、


内回転(△)はアクセント(フルストロークとダウンストロークの両方)を担当できるようになります。


そうなることで、アクセントフレーズを多種多様に演奏しながら、同時にスピードも上げられるようになります。なぜなら、腕を滑らかに動かすということ自体が 2 方向の回転を含むわけですから、フルストロークのようなアクセントを連続しておこなう場合、内回転でアクセントを出せることがとても有益なことになるからです。また、 ○ をタップストロークとして扱うようにできれば、4つのストロークをすべてもれなく演奏することができるようになります。


 



4 つのストロークとモーラー奏法の記号


 


フルストローク  ▽ '  △ '


 


ダウンストローク ▽ △


 


アップストローク  △


 


タップストローク   ○


 


当ドラムメソッドでは、このような関係でレッスンをすすめています。


本来ならアップストロークにも外回転が存在しているのですが、約束事が複雑になるため、これらを除外しています。これらを除外して考えても、すべてのアクセントフレーズを上の4つのストロークに対応させた回転の範囲内で演奏することができます。当ドラムメソッドでは、多種多様なフレーズを使って、多くの検証を繰り返しました。その結果、 ここに上げた関係で存在するすべてのアクセントフレーズをもれなく完全に演奏することができることがわかりました。 つまりすべてのフレーズを単純な法則でおこなえるように工夫されたものです。



地味ですが^^; とても画期的なことであると思います。


つづく。


 


 


hiromu@drumlesson.cc


 


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2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-4-15 12:00:00 (7859 ヒット)





坐骨でささえる


 


ドラムを演奏するということは、普通、いすに座るということを前提としています。モーラー奏法のように、リラックスをしながら動かなくてはならない場合、イスにどう座るべきかを考えることは、とても重要なポイントになります。


 


あなたは、イスに座るとき、どのように座りますか ?


 


そもそも、イスに座るときとはどのようなときでしょうか ?


 


普通、イスに座るというのは、例えば疲れたときなどで、胴体をしっかり安定させて、どちらかというと動きを止めるようなときではないですか?


 


しかし、どっしりと胴体を硬直させてしまうということは、リラックスしながら動くということと相反することなのです。


 


当ドラムメソッドで教えている、イスの座り方は、決して胴体を硬直させるようなものではありません。


 


ここでポイントとなることがあります。


 


それは、どこでささえるのが、もっとも適切かということです。


 


答えは、 

 
坐骨


  
です。


 


坐骨といわれてもピントこないかもしれません。坐骨は、この図にあるように、骨盤の下の方にあります。




堅いイスに座ったとき、おしりの下の方の出っ張りがあたりますよね。


 


それが坐骨です。


 


腕をリラックスして動かす時、胴体で腕を誘導して動かすということがとても重要なことですので、その際に

胴体を硬直させてしまう
というのは、むしろ、腕を動かしにくくさせてしまうことになります。胴体を硬直させて座るのではなく、動きやすいという状態をキープしながらすわる

ことが大切となります。そのために、オシリの下で能率よくささえるということができるかどうかがカギ

になります。このときの要になるのが坐骨なのです。


 


イスに座るときには、坐骨に重さが伝わって、まるでイスの上に坐骨で立つというような感覚になるものです。


 


また、本当の意味で腕をリラックスさせるためにも、胴体を坐骨でしっかり支えるということは、かかせないことなのです。


 


なぜだかおわかりでしょうか?


 


そもそも坐骨でささえるということは、胴体の重さがその 2 点に集約されるということです。逆を考えると、胴体の重さが、支えられるべきポイントでささえられなくなるわけですから、そのフォローを体のあちこちでしなければならなくなります。それが、体中の筋肉を無駄につかって、固めてすわるということにつながっていくということになります。つまり、肩や首、頭などの動きをコントロールする筋力を体を支えること自体に使ってしまうということになります。これでは、リラックスしてすわっていることになりません。

外見的には良い姿勢にみえても、本当に力が抜けているかどうかはわからないわけです。


 


また、イスに座って、力を抜いてといわれると、つい猫背になってしまう人がいます。実は、静止状態で本当にリラックスしようとすると、背もたれによりかからないならば、見た目にはピンと軸が通った良い姿勢になります。このことを知らずに、力を抜こうとすると猫背になる人がいますが、胴体のリラックスという意味では、猫背では胴体はリラックスして静止することはできません。


 


猫背というのは、

胴体から腕を誘導するときにはとても有利な姿勢なのですが、だからと言ってどんな時もリラックスできるという姿勢ではないのです。静止状態のときに、リラックスしたよい姿勢がとれないと、単に猫背になるだけでは、本当の意味で腕の動かしやすいよい猫背にはなりません。

よい猫背は、骨盤から頭の上までで、きれいな弧を描くようにする


と出来てきます。ときどき、

アゴを前に出してしまって、弧のラインを崩した状態で猫背になっている人がいるのですが、この状態では、腰や背中に無用の負担を与えてしまいます。
このような悪い猫背にならないように注意しましょう。このときの良い猫背にも、坐骨でしっかりささえるという土台があって成り立つものです。


 


ドラムを叩いて腰が痛くなる人などは、この坐骨の意識を高め、胴体の重さが坐骨にうまく乗せられているかをチェックすることも、とても大切です。



 


 


 


また、胴体で肩甲骨を誘導する方法は、猫背以外にもあることがわかりました。このことは、今後、発展形のモーラー奏法を考える上でとても重要な要素になるでしょう。詳しいことは徐々に発表していきたいと思っています。


 


hiromu@drumlesson.cc


 


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2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-3-26 12:10:36 (7413 ヒット)




みなさんは筋トレについては、どのように考えておられるでしょうか?


モーラー奏法においても、いくら楽に動かせるからといって、筋力を全く使わないということはありません。


ここでは、当ドラムメソッドが考える筋トレについて述べてみたいと思います。


 


レッスンをしていて感じることですが、残念ですが、私の見た範囲では、
筋トレを趣味にしている人は、脱力するということがどんな感じなのかよくわかっていない
という傾向があります。残念ながら、自分が力みがちであるということに気づいていないのです。もちろん筋トレ自体を悪いことであるというつもりはもうとうありません。生活に必要な最低限度の筋肉は維持されるべきですし、筋肉が健全に大きくなっていくこと自体はいいことであると思っております。例えば、宇宙飛行士が宇宙で無重力状態から戻ってきたとき、1週間も重力に耐えることをしていないため、地上ではすぐに立つことさえできなくなっていました。現在では、宇宙船のなかで、戻ってきたときに重力に対抗できるように、トレーニングをしています。


 


ただ、筋トレというのは、筋肉に負荷をかけて鍛える作業なわけですから、筋肉が負荷を受けるということに対する感覚は鈍りやすくなります。実はこの筋肉を使っているという感覚が鈍るということ自体が問題なのです。




なぜでしょうか?


 


それは、感覚が鈍っているために、
無駄に使っているということに気づけなくなるから
です。


 


気づけなくなるから、つい使い過ぎでもわからないということになるのです。


 


この気づきの感覚を高めていくことが、脱力をすすめるよいきっかけになるのです。


 


そのため、当ドラムメソッドでは、優先順位をもうけています。


 


それは、もちろん筋肉を鍛えることより、脱力を進めることの方が優先されなければなりません。


そのために、一時的に、筋トレを中断していただく場合もあります。


 


脱力をすすめなければ、筋トレ自体が無駄になりかねないからです。


 


ただし、一流のアスリートや一流のパフォーマンスをみせる人々はこの難しい筋トレと脱力のバランスをとることに成功しています。


 



では、脱力するとは、いったいどういうことなのでしょうか?


 


筋力を全く使わないということでしょうか?


 


筋力を全く使わないということを、文字通り実行したならば、私たちは生きることさえできなくなります。なぜなら、心臓を動かしているのも筋肉ですし、呼吸するときも筋肉を使うからです。


脱力して動くとは適正に筋肉を使うということであり、決してまったく筋肉を使わないということではありません。


 


脱力をすすめるためには、力を抜くという感覚が大切になります。


 


なるべく重力によるトルクを利用して、動いていくということに注意をはらいましょう。


 


つまり、脱力を教わるには、しっかりと脱力してたたける人に教わらないと、かなり感覚的なため、つかみにくいといえると思います。




当ドラムメソッドでは自信をもって、脱力を教えることができます。


 


hiromu@drumlesson.cc


 


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2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-3-12 1:09:56 (12033 ヒット)




ドラムを叩くということは、同然肘の屈曲を使用します。


一般奏法のかたは、ここの屈曲・伸展をメインにして叩く方が多いようです。


これは、モーラー奏法においても行われることです。ただし、モーラー奏法においては、肘の屈曲・伸展が主体とはならずに、上腕の回旋を伴った運動を主体としています。


 


これは、なぜなのでしょうか ?


 


なぜ、屈曲・伸展主体の運動は、不利 なのでしょうか。


 


この疑問にこたえるために、ここでは、 テコの原理 について考えてみましょう。


 


この図をみてください。




テコの原理を説明するときによくみるものですね。


 


棒をささえる部分を支点 といいます。


 


この図では、左端に物体をのせています。仮に40キログラムとします。


 


地球には重力があるため、左端には下にさがろうとする力が発生します。この部分を作用点 といいます。そして、支点からの距離は1メートルとしましょう。


 


この物体を落とさないようにするためには、右端をおさえると、楽にささえることができますよね。この部分を力点 といいます。こちらの支点からの距離は4メートルとしましょう。


 


直感的に感じてもらえれば、わかると思いますが、この力点では、少ない力で物体をささえることができますよね。


 


そうすると、以下のような式が成り立ちます。


 




支点から作用点までの距離×物体の重さ=支点から力点までの距離×力


 


 


この場合は、 1 ×40=4×10


 


テコというのは、普通、力で得をするように利用されるものです。


この場合は10の力で40という重い物体をささえていることになります。


 


テコというのはこのほかに、このような第二のテコと呼ばれるもの、




 


それでから、第三のテコとか逆テコと呼ばれる、こんな感じのものもあります。


 




 


実は上腕二頭筋を使った肘の屈曲というのは、この第三のテコで行う

という状態なのです。


 


こちらで見比べてみてください。


 



 


普通テコというのは、少ない力で、重いものを動かすために使います。


しかし、私たちの肘の屈曲は、この逆で、
力では損をするが、動きでは得をする状態
になっているのです。あえて言うなら、わざわざ大きい力を使ってしまう仕組みを利用して、軽いものを動かす
というような感じなのです。


このテコは力では損をしているので逆テコとよばれたりしています。それは腕に、静止状態と運動状態において大きな形状の違いをもたらさないためでもあるのです。


 


おわかりでしょうか ?


 


肘の屈曲を担当しているのが、上腕骨と尺骨での関節です。


また、動力の主体の一つは上腕二頭筋です。この筋肉は肩甲骨からとう骨にまたがってついています。


 


ご覧いただければわかるとおもいますが、テコの原理では


 


支点から作用点までの距離 × 物体の重さ=支点から力点間での距離 × 力


 


という法則が成り立ちましたね。 




これで考えると、5×2= 1 ×10となり、筋出力は重さの2に比べて10の出力が必要であるであることになります(ただしこれはあくまでも単純計算です。肘の屈曲を担当する筋肉は、上腕二頭筋以外にも存在しています。そちらの筋肉については考えにいれておりません)。これは、明らかに力では損をしていますね。しかし、筋肉の収縮の幅に限界があるために、この位置に付着させるしかなかったのでしょう。


 


これは作用点の動きを筋出力に頼って動くということが、不合理な仕組みになっていることを意味しています。


 


 


この筋肉の付き方から、肘を屈曲するということは、筋出力のわりには、作用点におけるパワーがでないことがわかります。


もし、とう骨のもっと先端である手首側についているなら、おなじ屈曲でも筋出力は少なくなったでしょう。



 


しかしこれでは、筋肉の収縮できる範囲の限界を超えて、収縮しなければなりません。また骨から大きく離れてしまうので、筋肉断絶のリスクも高まります。


人間の腕は、静止しても動いても便利な関節にするために、動きでは得をして力では損をする仕組みになっていると考えられます。


 


肘だけではなく、肩関節もこのような逆テコの仕組みになっているのです。


 


これは同時に、
重力などの筋肉以外でつくるトルクを利用して、動くことが、私たちの腕がもっている機能のあるべき活用のありかた
なのです。


 


では、どのように動いたらいいのでしょうか。


 


それはすでにこちらで紹介してあるとおりです。


 


これが、モーラー奏法が一般奏法に比べて有利であるといわれる理由の一つです。


 


 


 


当ドラムメソッドでは、打楽器の奏法において、新しい価値の創造に取り組んでいます。従来の奏法とはまったくことなる運動を提唱して、リラックスをしながら、動くということを考えております。


 


ぜひ実際にあなたの目や耳、感覚で体験してください。


 


お待ちしております。


 


 


hiromu@drumlesson.cc


 


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2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-2-25 9:40:00 (5640 ヒット)


モーラー奏法を越える理論-胴体力






ブログにものせましたが、素晴らしい理論に出会えたので、ご紹介します。故伊藤昇氏の胴体力 です。


当ドラムメソッドでは、モーラー奏法とは、肩甲骨や鎖骨から先の動きが中心であると考えております。実際にレッスンをしていても、どうしても力みが取れないというかたもいらっしゃいます。このような方に胴体力メソッドを取り入れた運動をしてもらうと、腕の力みが取りやすいという効果がはっきりとあらわれてきました。


以前から、胴体側から順番に動くということを推奨していましたが、この理論に出会えたことで、胴体そのものをどう動かしていくべきなのかが明確になりました。しかも、胴体の動きはつまるところ3種類しかないといいきっていて、とてもシンプルなところがいいですね。実際にはとても複雑な胴体の動きをここまで単純化できているということは、とても素晴らしいことですね。これが、より滑らかな腕の運動を誘発し、リラックスをすすめると当ドラムメソッドは考えているわけです。


要は、骨盤から背骨、肩甲骨、上腕、前腕、指、スティックの順番を意識することで、腕のリラックスをより進行させるというものです。


そういう意味では、伝統的なモーラー奏法では、まかないきれない部分の理論といえるでしょう。


いつもお伝えしていることですが、リラックスして運動できるということは、ドラムに限らず、スポーツや武道、舞台や音楽などの芸術などすべてにかかわることであります。当ドラムメソッドが目指したいことは、このリラックス運動をとおして、打楽器の基礎を変革しより多くの方に楽になっていただきたいというものです。


 


さて、その胴体の動きですが、


 


1 反らす・丸める


2 伸ばす・縮める


3 捻る


 


の3つです。


 


たったこれだけです。


 


この運動をすると、腕が動かしやすくなります。もちろん一般奏法のかたであっても効きますよ。ぜひ試してみてくださいね。僕の生徒のかたで、モーラー奏法に取り組んでいない方もいらっしゃるのですが、その方が、この運動に取り組んだそのあと、腕が動かしやすくなりましたとおっしゃっていたので、だれでにとっても効果のある運動であると思います。もちろん、現在モーラー奏法に取り組んでおられるかたであれば、より洗練された質の高い腕の運動ができるようになるでしょう。


注意してほしいことは、無理は禁物であるということです。


できる範囲で結構ですから、体を動かすことが気持ちいいと感じられるように取り組みましょう。


3つの胴体の動きは以下のとおりです。


1反らす・丸めるについて



 


腕の力が抜きにくいという方には、骨盤をうまく動かせないという傾向があるようです。骨盤から背骨を動かしていく感覚がもてるようになると、腕の力がぬけてくるという現象がおこっています。


この運動の効用は、脚の動きを全般的にアップし身体しなやかさをうみだします。


2伸ばす・縮める



イスに座ってやる場合は、右側を伸ばしたい場合、右の坐骨でしっかりささえましょう。左側をしっかり伸ばしたい場合も、左の坐骨でしっかりささえましょう。


この運動の効用は、 胴体の筋肉がより柔らかく、大きく動くようになり、腕や手の動きをよくします。そして、身体の敏捷性を生み出せるようになることです。


3捻れ



骨盤があまり大きく動いてしまわなにように注意しながら、捻れる方向に顔を向けるようにしましょう。


この運動の効用は、胴体の動きのなかでもっとも大きな力を出し、腕や脚につたえることができます。身体のパワーを生み出します。


 


総じて、呼吸を止めたりしないように、ゆったりとした気持ちで、主に鼻から吸って口で吐くようにしましょう。息をゆったりと吐くと、無駄な力を抜きやすいという傾向がありますよ。


 


この3種類の胴体の動きは、1つだけではなく、3種類すべて取り組むと、効果が大きくなります。また、2番目の伸ばす縮めるは、腕の動きと関連しています。腕が思うように脱力できていない人は、この動きがやりにくくないかどうかチェックしてみることをおすすめします。


ドラムの演奏の前の準備運動としても、有効な動きとなるでしょう。


当ドラムメソッドでは、この理論に出会えて、これを応用することで、モーラー奏法を大きく進化させることができました。


皆さんにもぜひおすすめします!健康にもいいですよ!


伊藤昇氏に心より感謝いたします。


hiromu@drumlesson.cc


 


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