モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで

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2010年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2010-3-17 6:10:00 (5104 ヒット)




ここでも、当ドラムメソッドがお薦めする新しい奏法についてご説明します。今回は

カウンターインフィニティーについてです。

脱力して動くという動作において、滑らかに動くということはとても大切です。そしてそれは、現在一般的に広まっている打楽器の叩き方からは大きく違っています。当ドラムメソッドは打楽器にかかわる方々の脱力がより進むように日々研究しています。ここでは、滑らかに動くときの先端の軌道を紹介するということになります。


そもそも、腕が滑らかに動くためにはどう動いたらいいのでしょうか?


これには、はっきりとした方法が存在することがわかりました。


これは、何度もお伝えしております。


それは、上腕の内旋・外旋を伴った動きであります。

そして、胴体から順番に腕の先端に向かってエネルギーを伝えることが大切です。

ここでは、その前提にしっかりと踏まえて、インフィニティーとの違いをしっかり理解しましょう。

それでは、動きを紹介します。

まず、上腕の三角筋を十分に脱力させます。そして手の親指が上を向くように構えます。

肘が体の近くに位置しているときは、手の甲を上にむけると前腕の根元部分の筋肉が緊張し動きにくくなります。これを避けるために、わずかに上腕二頭筋に力は入りますが、親指を上に向けるようにします(ちなみにこの構えは、解剖学的には前腕のとうこつを回内・回外させる時の機能的基本肢位と呼ばれています)。







次に、胴体が腕が動くよりも先に、叩きたい方向に動いていきます(胴体の詳しい動きについてはあらためて解説します)。

この場合、フロアータムを叩くので、体を自分にとって自然な動きでフロアータムの方に向けましょう。

このとき、上腕は内旋します。






ひきつづき、胴体をフロアータムに向けながら、わずかに肘を屈曲させます。













肩甲骨を斜め上に持ち上げながら、上腕を外転(肘を開くということ)させます。このとき、スティックのチップが床に対して水平にならないように、”タメ”を感じられるといいでしょう。











肘を伸展させ、チップをヒットさせます。このとき、上腕はわずかな時間ですが動きを止めて、スティックのチップまで滑らかに波のエネルギーが伝わるように工夫します。










胴体をスネアの方に向けながら、肘の床からの高さを変えないように、上腕の外旋をスタートさせます。このモーションはとても大切です。この時同時に肘が落ちてしまうと、腕は滑らかには動きません!!
伝統的なモーラー奏法ではこのあたりがあいまいになっています。この部分の時間差をしっかりと実行しましょう。








そして、肩甲骨が落下し、肘を落とし始めます。この時、上腕は引き続き外旋を行っています。”タメ”を感じるのもこのあたりです。












肩甲骨と上腕によって、前腕部が引きずられてくるように、前腕も落下し始めます。











ヒットの瞬間はスティックを投げるような感覚で。
決して握りこんではいけません。ここで握りこまないことで、音質がオープンになり、中低音が出せるようになります。
握りこむと高音を強調しすぎることになることが多く、耳に痛い音になりやすい。








ヒットの直後も握りこまず、リバウンドをうまく拾って、指のスティックへの圧力を減らすことで、快適なグリップをめざしましょう。




インフィニティーとカウンターインフィニティーの違いは、打点間の距離の違いでもあります。

カウンターインフィニティーでは、内回転と外回転でできる打点の距離を小さくすることができるので、一つの楽器に対して2つの回転をまとめるのに、とても適しています。

伝統的なモーラー奏法はカウンターインフィニティーを使って演奏するととてもやりやすくなりますよ!



インフィニティーとカウンターインフィニティーの違いについてこちらで説明しています。そちらもあわせてご覧ください。
インフィニティーの種類




当ドラムメソッドの生徒になると生徒専用動画の閲覧が可能です。
生徒の方は、生徒専用動画を同時にご覧になって、よく復習しておいてくださいね。
動画-カウンターインフィニティーについて


今後も、伝統的なモーラー奏法にはない進化したモーラー奏法がどんどんでてきますよ!乞うご期待!!


hiromu@drumlesson.cc


 


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2010年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2010-2-27 11:00:00 (6075 ヒット)




ここでは、当ドラムメソッドが内回転(うちかいてん)と命名したストロークについて解説していきます。
このストロークは、伝統的なモーラー奏法から進化したストロークとして当ドラムメソッドで紹介させていただいております。
ですので、一般奏法はもとより、伝統的なモーラー奏法についてもこのストロークの解説はありません。
当ドラムメソッドお奨めの新しい奏法です。
リラックスして動く奏法にとっては、外回転とともに、とても重要でかつ基本的なストロークです。



腕を十分に脱力して、動きやすいように整えます。














腕をなめらかに動かすためには、上腕の内旋の始まりと外転の始まりの間に時間差が必要であることは、以前にものべました。同じように、ここでは、肘を開かない(外転させない)で、少し上腕を内旋させます。同時に肘をすこし屈曲させます。









その後、肩甲骨を後ろから上に上げるようにしながら、上腕を外転させます。本当は脚や骨盤から肩甲骨の動きを誘導することが大切なのですが(それについては別途解説します。)、ここではまず、肩甲骨から腕を動かす感覚を身につけましょう。このとき上腕の内旋運動は引き続き起こっています。また、タメを感じることが必要なのもこの瞬間です。











次に肘を伸展させて、胴体からのエネルギーをスティックに伝えて、音を出します。指はまるでスティックを投げるかのようにして伸ばしていきます。決して強く握らないでください。実はあまり知られていないのですが、スティックを強く握ってしまうことが腕全体の滑らかな動きを阻害してしまうのです。一般奏法方の腕が疲れやすいのは、このことが大きな原因の一つです。








次に、肘を落とさないようにしながら、上腕を外旋をはじめます。これができれば、肘が落ちはじめること(上腕の内転のはじまり)と外旋の始まりが同時にならないようにできます。腕全体が滑らかに動くには、この時間差がとても大切です。












最後に肘を体の近くに落下させます。このときに重力で上腕が落ちてくるようにすることが無駄な力を省くコツです。肩が疲れてしまう人は、ほとんどが、重力を使って、腕を落下させていないためにおこります。地味ですがとても重要な感覚です。








もしあなたがこれを本当に正確にマスターできれば、あなたの腕の動きが必ず楽になります。
もし楽になっていないのなら、この上に上げた解説をよく読んで取り組んでください。
すでにモーラー奏法に取り組んでおられる方でも、注意深くこの解説を読んで実行すれば、さらに動きが滑らかになり、スピードが上がってきますよ!


腕が滑らかに動くためには、上腕の内旋・外旋の運動を含まなければなりません!ここまでいいきるのは勇気がいりますが、いろいろと研究した結果、間違いないことがわかりました。上腕の長軸に対する回転を含んでいなければ、決して、腕は楽には動かないということになるのです。
そうすると腕が楽に動くためには、回転が2方向発生することになります。

当ドラムメソッドでは、モーラー奏法の根本原理を腕のリラックス運動であると考えます。リラックスして腕を運動させるためには、上腕の内旋・外旋を含まなければならないわけですから、リラックスして動く腕には、大きく分けて2方向の回転が存在するということになります。

つまり、伝統的なモーラー奏法から根本的な腕の動きを2種類の回転に分けて取り出すことができるわけです。
それを、外回転・内回転として解説しています(外旋・内旋のことではないので注意してくださいね)。

実はここが伝統的なモーラー奏法から進化したといえる部分のうちの一つでもあります(進化している部分はこの他にもいろいろあります!)。

私が習得した後わかったことで、以前にもお伝えしましたが、伝統的なモーラー奏法では内回転でアクセントをつけるという発想がありません。ですので、当ドラムメソッドでは、進化したモーラー奏法の基本ストロークとして解説しております。




もちろん、決してどこも痛くなったり、疲れたりすることはありません。

力を抜いてこのように動かせば必ず楽になります!がんばってください。


当ドラムメソッドの生徒になると生徒専用動画の閲覧が可能です。
生徒の方は、生徒専用動画を同時にご覧になって、よく復習しておいてくださいね。
動画-インフィニティーと内回転


今後も、伝統的なモーラー奏法にはない進化したモーラー奏法がどんどんでてきますよ!乞うご期待!!

注)内回転(うちかいてん)という言葉は、当ドラムメソッドがつくった造語です。内転とは違う意味ですので注意してくださいね。


hiromu@drumlesson.cc


 


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2010年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2010-2-12 1:00:00 (6943 ヒット)





皆様、お待たせいたしました。いよいよ、進化するモーラー奏法の具体的な練習方法を公開していきます!今まで当ドラムメソッドが培ってきた奏法改造の情報をどんどん提供します!

ここでは、インフィニティーを実際にストロークに応用しましょう。


1では、胴体を反応させ(詳しくはあらためて説明します)、上腕を内旋させ、すこし肘を屈曲させます。
必要に応じて胴体も動きます。この時肘が外転(肘が体から離れること)しないように気をつけてください。
内旋と外転の始まりが同時におこなわれると、腕全体が滑らかに動きません。
伝統的なモーラー奏法の方で、そのような動きに陥っている人が多いので、注意しましょう。






2では、胴体からのエネルギーも利用して、肩甲骨を斜め上方にあげてから、なめらかに上腕を外転させます。
このとき上腕は1に引き続き内旋運動が起こっています。
自分の正面に向かって手首よりも先に肘の方が右側に開いていくことが大切です。
手首が肘と同時に開いてしまうと流れが悪くなり、滑らかさがなくなります。







3では、肘を伸展させます。ここでは手首が前腕に対してまっすぐになっていることに注目!
しゃく屈(しゃく骨側にまがること)しすぎないように注意しましょう。
一般奏法からモーラー奏法に変える場合によくそのようなミスにおちいる人が多いので気をつけましょう。
このとき、中指の一番遠い関節と親指でスティックを挟む感じで極めてソフトにスティックと接するようにしましょう。
スティックは体に対してほぼ横になるように誘導してください。






4では、胴体を反応させつつも、上腕を内転(肘をおろすこと)させないで、外旋が先に始まるようにして、かつ少し肘を屈曲させます。

1のときと同じ理由で、外旋の始まりが内転の始まりより先に起こらなければ、腕は決して滑らかには動きません。
地味ですがこの部分はかなり重要です。
伝統的なモーラー奏法をレクチャーしている先生方でも多くがあいまいになっていらっしゃるのをよく見かけます。






5では、重力を利用して、肩甲骨を前から後ろに脱力しながら落下させ、そのあと、上腕が内転(この場合は落下させる感覚が重要です)させます。
このとき、手首も一緒に落下してしまうと、流れが悪くなり動きにくくなります。
重力を利用して落下させることができない場合は、肩に疲れがたまってしまいます。
ここで無理に筋力を使って疲れを取り除くことをしないと、このあとずっと脱力の感覚がわからないままになってしまいます。

肩の疲れは、重力を利用しないことから発生しています!疲れてしまう人はこの部分に注意してください。



6では、5に引き続き手首が落ちてきます。
手首側が肘の後から落ちてくることによって流れの良さをキープすることができるわけです。
ヒットに瞬間はスティックを握りこまないように注意しましょう。

また、流れをぐっととめてしまうのもダメです。打面の下を通りぬけて、円を描くように滑らかに1につなげるようにしましょう。






1,2,3が内回転で
4、5、6の流れが外回転です。
この部分は、伝統的なモーラー奏法をレクチャーしている先生方でも多くがあいまいになっていらっしゃるのをよく見かけます。

決してどこも痛くなったり、疲れたりすることはありません。
もし、肩などがいたくなったなら、それは、動き方がおかしいか、5のときに重力が利用できていないかのどちらかといっていいでしょう。しかたのない疲れというものはありません。
力を抜いてこのように動かせば必ず楽になります!がんばってください。


当ドラムメソッドの生徒になると生徒専用動画の閲覧が可能です。
生徒の方は、生徒専用動画を同時にご覧になって、よく復習しておいてくださいね。
動画-インフィニティーと外回転


今後、伝統的なモーラー奏法にはない進化したモーラー奏法がどんどんでてきますよ!乞うご期待!!

注)外回転(そとかいてん)という言葉は、当ドラムメソッドがつくった造語です。外転とは違う意味ですので注意してくださいね。


hiromu@drumlesson.cc


 


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2010年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2010-1-27 2:42:23 (16025 ヒット)

最近の実演奏をここのところ更新していなかったので、動画にてアップしました!

過去の演奏と見比べてもらうと、リラックス感がここ数年で進行していることがおわかりかと思います。

いろいろなリズムパターンを演奏しました。

8フィール、16フィール、シャッフル、スイング系、サンバ系、コア系にいたるまで(笑)!!

やればできるもんですね?

お楽しみいただけたら幸いです。

評価: 9.00 (1 投票) - 投票する - 続き... | 残り1035バイト | 1コメント
2010年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2010-1-12 18:20:00 (8934 ヒット)




ここでは、はじめてモーラー奏法という言葉にふれて、

どんな奏法なんだろう?

と疑問に思われた方に、簡単にいうとどんな奏法なのかを解説してみたいとおもいます。

ドラムを叩くときに、叩き方を調べたりすると、ちょくちょくこのモーラー奏法という言葉に出会うこともあるかとおもいます。

そもそも、モーラーという言葉はどこからきたのでしょうか?

じつはモーラーというのは、サンフォード・モーラーという人の名前がその由来になっているのです。

モーラー奏法とはその人がひろめた奏法です。

ひろめたという言葉を使ったのは、モーラー氏が生み出したわけではないからです。モーラー氏もその奏法をアメリカの軍人から教わったといわれており、実はもともとの発祥はよくわかっていません。

近年、一流のドラマー達がこの奏法に取り組んだということもあり、ちまたでは大変注目をあびております。

当ドラムメソッドにおいても、この奏法をマスターしたドラマー達は、筋肉に大きく頼ることなく、一様にスピード、パワーがあがっているという効果がでています。



モーラー奏法のことがよくわからない方々にとっては、それは、

もともとすごい人たちが、さらにテクニックをみがくために習得する特別なもの

というようにとらえているかもしれませんね。

しかし、本当はそうではありません。



モーラー奏法は、特別なものではなく、むしろとても自然な、あたりまえの動きによっておこなわれる奏法です。

そして、あまり知られていませんが、れっきとした原理があるのです。


その原理とは何なのでしょうか?





意外にもそれは、とても簡単な原理でできています。

それは、リラックスして動く原理とまったく同じなのです。

その原理とはいつもお伝えしているとおり、腕においては、


胴体側から先端にむかって順番にエネルギーを送り込むように動く

というものです。このことを当ドラムメソッドでは、


「流れ」


と呼んでいます。伝統的なモーラー奏法がやりたかったことは、この腕の流れを良くすることだったのです。

一方、一般奏法でも基礎練習というものがあります。これと当ドラムメソッドで行っている基礎練習はまったく違います。私達自身が過去一般奏法で演奏していましたので、その違いは一目瞭然というか、あきらかに感覚がちがいます。

本当に残念なことですが、

一般奏法の基礎練習をやると、やればやるほど動きにくくなってしまいます。



これは、何を意味するのでしょうか?これは、一生懸命に先生の言うことを聞いて、努力する生徒さんが、まったく報われないことを意味します。そんなことがあっていいのでしょうか?私はこの事実に気がついたとき、本当に愕然としました。現在の打楽器業界において、このことを明確にうったえている人は、本当に数が少ないのです。隠された秘密ともいえるものです。

おおざっぱにいうと、これが本当のことなのです。

モーラー奏法は、リラックスをすすめるという意味で正しい奏法です。

つまり、流れがよくなると動くのが楽になるというわけです。

そして、エネルギー伝達がよくなるので、音量があがりやすくなるわけです。

さらに、熟練すればストロークのスピードも上がってきます。

そして、実はグルーブもよくなります。

もちろん、どこも疲れません。





しかしながら、いくら腕の流れを良くしようとしても、なかなかうまくいかないという現実にぶつかることもしばしばです。


生徒さんのなかで、うまくいく人といかない人がでてきたのです。


うまくいかない生徒さんは、「自分は練習不足なので...」といってくれるのですが、指導する方としては、もっと的確な指導ができないかと思い悩みました。

そうやって、現場で悩むうち、どうやったらより簡単に習得できるのかを考えるようになりました。そして、知らず知らずのうちにふっとアイディアが浮かぶようになりました。

そのアイディアの集積が今のレッスンの土台をかためています。

はじめて当ドラムメソッドのレッスンを受ける方は、他のレッスンとのあまりの違いにきっと驚かれることでしょう。


ストロークの基礎練習というのは、単純な運動であるからこそ、奥が深いものであります。

当ドラムメソッドは、ドラム初心者から有名プロまでレッスンをおこなっている日本でも数少ないレッスンです。誰もがモーラー奏法に取り組めるように、そのレッスンの内容を常に進化させてきました。これからもどんどん進化するとおもいます。
私たちも研究をすすめ、誰もが簡単に習得できるものにしたいと考えております。

当ドラムメソッドは打楽器業界に新しい価値観を提示しつづけています。

ぜひ、これからも楽しみにしていてください。

hiromu@drumlesson.cc


 


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