皆様、お待たせいたしました。いよいよ、進化するモーラー奏法の具体的な練習方法を公開していきます!今まで当ドラムメソッドが培ってきた奏法改造の情報をどんどん提供します!
ここでは、インフィニティーを実際にストロークに応用しましょう。
1では、胴体を反応させ(詳しくはあらためて説明します)、上腕を内旋させ、すこし肘を屈曲させます。
必要に応じて胴体も動きます。この時肘が外転(肘が体から離れること)しないように気をつけてください。
内旋と外転の始まりが同時におこなわれると、腕全体が滑らかに動きません。
伝統的なモーラー奏法の方で、そのような動きに陥っている人が多いので、注意しましょう。
2では、胴体からのエネルギーも利用して、肩甲骨を斜め上方にあげてから、なめらかに上腕を外転させます。
このとき上腕は1に引き続き内旋運動が起こっています。
自分の正面に向かって手首よりも先に肘の方が右側に開いていくことが大切です。
手首が肘と同時に開いてしまうと流れが悪くなり、滑らかさがなくなります。
3では、肘を伸展させます。ここでは手首が前腕に対してまっすぐになっていることに注目!
しゃく屈(しゃく骨側にまがること)しすぎないように注意しましょう。
一般奏法からモーラー奏法に変える場合によくそのようなミスにおちいる人が多いので気をつけましょう。
このとき、中指の一番遠い関節と親指でスティックを挟む感じで極めてソフトにスティックと接するようにしましょう。
スティックは体に対してほぼ横になるように誘導してください。
4では、胴体を反応させつつも、上腕を内転(肘をおろすこと)させないで、外旋が先に始まるようにして、かつ少し肘を屈曲させます。
1のときと同じ理由で、外旋の始まりが内転の始まりより先に起こらなければ、腕は決して滑らかには動きません。
地味ですがこの部分はかなり重要です。
伝統的なモーラー奏法をレクチャーしている先生方でも多くがあいまいになっていらっしゃるのをよく見かけます。
5では、重力を利用して、肩甲骨を前から後ろに脱力しながら落下させ、そのあと、上腕が内転(この場合は落下させる感覚が重要です)させます。
このとき、手首も一緒に落下してしまうと、流れが悪くなり動きにくくなります。
重力を利用して落下させることができない場合は、肩に疲れがたまってしまいます。
ここで無理に筋力を使って疲れを取り除くことをしないと、このあとずっと脱力の感覚がわからないままになってしまいます。
肩の疲れは、重力を利用しないことから発生しています!疲れてしまう人はこの部分に注意してください。6では、5に引き続き手首が落ちてきます。
手首側が肘の後から落ちてくることによって流れの良さをキープすることができるわけです。
ヒットに瞬間はスティックを握りこまないように注意しましょう。
また、流れをぐっととめてしまうのもダメです。打面の下を通りぬけて、円を描くように滑らかに1につなげるようにしましょう。
1,2,3が内回転で
4、5、6の流れが外回転です。
この部分は、伝統的なモーラー奏法をレクチャーしている先生方でも多くがあいまいになっていらっしゃるのをよく見かけます。
決してどこも痛くなったり、疲れたりすることはありません。もし、肩などがいたくなったなら、それは、動き方がおかしいか、5のときに重力が利用できていないかのどちらかといっていいでしょう。しかたのない疲れというものはありません。
力を抜いてこのように動かせば必ず楽になります!がんばってください。
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生徒の方は、生徒専用動画を同時にご覧になって、よく復習しておいてくださいね。
動画-インフィニティーと外回転今後、伝統的なモーラー奏法にはない進化したモーラー奏法がどんどんでてきますよ!乞うご期待!!
注)外回転(そとかいてん)という言葉は、当ドラムメソッドがつくった造語です。外転とは違う意味ですので注意してくださいね。
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