効果的なスピードアップ方法
一般的なドラムレッスンにおいて、ストロークをスピードアップさせる方法は、筋肉に強い負荷をかけつづけることで行おうとしていますが、当ドラムレッスンのストロークのスピードアップ方法は、いっさい疲れを伴わない方法で行います。これには明確な理論があります。この方法を使えば、どなたでも必ずや効果があらわれることでしょう。
1つは、回転を使うということが大切です。
しゃっ骨がしっかりとした軸になるほどとう骨の回転のスピードは上がりやすいのです。それは肘の関節がどのような仕組みで動いているのかをしっかりと理解すればわかります。回転については、回外と回内の2種類がありますので、シングルストロークにおいても、回外であてるバージョンと回内であてるバージョンの2種類が存在します。回外であてるバージョンについては、トニーウイリアムス、デニスチェンバースなどがわかりやすいです。回内であてるバージョンについては、バディーリッチのレギュラーグリップがわかいやりやすいと思います。
1つは、筋肉をゆるめる、ほぐすということが大切です。
いくら脱力が大事であるといっても、脱力というものが、厳密な意味で何の筋力も一済使わないということであると考えるのはやはりまちがいです。少しは使うのです(といっても疲れはいっさいありません)。スピードを上げていく際にもこれは成り立っています。もちろん訓練が必要です。しかし疲れを伴わないように注意するので、一般的な奏法によくあるような、疲れれば疲れるほど、筋肉に負荷がかかり続け、日がたつにつれ、段々と疲れなくなるというものではありません。日常的に普通の生活ができる程度の筋肉は必要ですが、ストロークのスピードを上げるために、特別に、いわゆる「鍛える」ということはしません。レッスンでは、常に疲れが伴わないように注意しながら、スピードを上げていく方法をレクチャーしています。この方法に、プロドラマーの方も、注目し始めています。
hiromu@drumlesson.cc