腕も脚も健全な状態であるならば、日常生活の中で回転がおこっているということをご存じでしょうか?例えば、歩いているとき、脚の大腿骨は外旋や内旋し(大腿骨の大転子付近をさわることで確認ができます)、けい骨ひ骨は外旋や内旋をおこなっています。脚の骨は回りながらうごいているのです。また、コップで水を飲むときには、上腕骨は内旋し、しゃっ骨を軸にしてとう骨は回内します。ボールを投げるときも、腕は外側に回転したり、内側に回転したりします。その他ドアにカギをかけるときや、お風呂で体を洗うときなどなど、私たちはしらない間に、腕だけでなく、からだ中をくるくると回転させています。ほとんどの方がその事実に気づいていなようです。それは、生まれてこのかた、ずっと回っているので、あまりにもあたりまえすぎて自覚していないのです。あなたの腕をよくよく観察してみてください。腕にある骨は回っていますよ。このように腕も脚も回転運動を中心として動いています。ですから、ドラムを叩くときもその回転を中心に据えた方がリラックスしやすいわけです。ドラムを叩いていて、疲れてしょうがないという方、無駄な力を抜きたいという方、ぜひモーラー奏法の習得をおすすめします。中途半端な習得では、かえって疲れることがありますが、しっかりと習得すれば、体は必ず楽になれます。どうしたらもっと楽になれるのかを指導しております。ここにのせている動画もその練習の一部です。
3連系タタツ アクセント理論5-1