モーラー奏法において不可欠であるリラックス。
なぜリラックスには法則があるといいきれるのか?この疑問に答えるべく、無料動画にてこちらで解説しています。
衝撃の内容です!!
気になる方はこちらまで
2009年 : 
投稿者: hiromu 投稿日時: 2009-6-15 0:00:00 (7245 ヒット)






モーラー奏法において、腕を動かすという観点から、肩甲骨を動かすためのインナーマッスルについて考えてみましょう。

インナーマッスルとは、内側の筋肉とでも理解していただければ良いかと思います。私たちの体にある筋肉は、層になって存在しています。
外側にあるのをアウターマッスルと呼び、内側にあるものをインナーマッスルと呼んでいます。


ただし、厳密な意味では筋肉はすべてどちらかに属するわけではありません。筋肉の一部がアウターで一部がインナーという場合もあります。あくまでも、おおざっぱな括りとしてとらえていただきたいです。

さて、本題の肩甲骨のインナーマッスルについてですが、

ドラムを叩くのに肩甲骨なんて関係あるの?

と思われるかもしれません。
しかしながら、以前にも紹介しましたとおり、肩にある肩甲骨の動きは、腕の動きにとって、とても重要な役割をになっています。肩甲骨が動きやすくなるということが直接に腕の動きの質の良さにつながっていきます。
このことがモーラー奏法の習得に関係していることは間違いありません。

そこで今回は、
肩甲骨を動かすために、なぜ、インナーマッスルが重要なのか
を述べてみたいと思います。



まず復習ですが、肩甲骨はどのような動きをするのかまとめておきましょう。肩甲骨の動きには、いろいろな言葉がありますが、当ドラムメソッドでは、

挙上・下制
外転・内転
上方回旋・下方回旋

の6種類があると、定義しております。



ここでは、肩甲骨を挙上する筋肉をみていきましょう。
挙上とは上に挙げるという意味です。

これを見てください。



これは、一番皮膚に近い外側にある

僧帽筋(そうぼうきん)


です。
肩甲骨を挙上させるときに使われる筋肉のひとつです。
特にこの筋肉の上の部分が肩甲骨を挙上させるのに使われていると考えられています。

肩甲骨を挙上する筋肉はさらに内側にもあります。
これが今回注目したいインナーマッスルです。

ここにでてくるものは、

肩甲挙筋(けんこうきょきん)




小菱形筋(しょうりょうけいきん)




大菱形筋(だいりょうけいきん)





です。

つまり、まとめると肩甲骨を挙上させる筋肉は
4種類ある

ことになります。



ここで例えば、大きな荷物を運ぶということを考えてみましょう。

この荷物を1人で運ぶ場合と4人で運ぶ場合とでは、どちらが楽でしょうか?

当然、4人で一つの荷物を運ぶ方が楽ですよね?


実は筋肉が骨を動かすときも、似たようなことが起こるのです。

一つの骨を動かすのに、多くの場合、複数の筋肉がその動きを担っているのです。

肩甲骨を挙上させることができる筋肉はアウターマッスルである僧帽筋とインナーマッスルである肩甲挙筋、小菱形筋、大菱形筋の4つです。
このうち、もしインナーマッスルが、全くコントロールできていないとするならば、4つのうち3つは使えないことになります。そうすると、1つの負担は大きくなることがわかりますね。この場合は、僧帽筋の負担が大きくなるわけです。

これは、実際にドラムを教えていてわかったことですが、普通の人は、肩甲骨を挙上させるために、アウターマッスルである僧帽筋をメインに使っていて、インナーマッスルである肩甲挙筋や菱形筋を使えていない、もしくはコントロールできていない状態にあるのです。

肩甲骨を上に挙げるために使うことができる4つの筋肉のうち、一つしか使えていないとしたら、それは、大きな荷物を4人で運ばずに、一人で運んでいることになりますよね。そして、4人で運ぶときよりも、一人で運ぶ時の方が、当然、負担は大きくなりますね。

これは、何を意味するのかというと、

同じ肩甲骨を挙げる場合でも、ある人は楽々とあげることができ、ある人は上げ下げしている間にどんどん疲れてくる、ということが起こってくるわけです。動きの差が見た目にはかわらないように見えていても、動きの質が全く違うということになります。これでは、同じように動かしても、できる人とできない人がでてくるのはあたりまえですよね。おわかりでしょうか?

当ドラムメソッドでは、これらのインナーマッスルを動かせるかどうかのチェック方法を開発いたしました。ぜひレッスンに来てチェックしてみてください。

インナーマッスルがコントロールできないうちは、肩を無理に動かそうとしてはいけません。そんなことをすると、僧帽筋の負荷が大きくなり、かえって疲れることになります。

そういう場合は、無理をせず、リラックスする事を優先に考えてください。僧帽筋に無理がかかっているにも関わらず、その負荷がとれないまま運動を続けると、悪い意味で筋肉が鍛えられてしまって、疲れなくなってしまいます。そうすると無駄な力が入っているにも関わらず、気づかないでずっと過ごしてしまうことになります。これではリラックスは進行しませんし、したがって質の良い動きもわかりにくくなります。

肩甲骨を動かすことに関係しているインナーマッスルには、これ以外にもあります。骨と筋肉の関係がどうなっているのかを知ることは、間接的ですが、動きの質の良さにつながっていくと当ドラムメソッドは考えております。

もっとも重要な脱力感をすすめるために、今後も様々な情報を提供していきたいと考えております。

hiromu@drumlesson.cc


 


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