みなさんは筋トレについては、どのように考えておられるでしょうか?
モーラー奏法においても、いくら楽に動かせるからといって、筋力を全く使わないということはありません。
ここでは、当ドラムメソッドが考える筋トレについて述べてみたいと思います。
レッスンをしていて感じることですが、残念ですが、私の見た範囲では、
筋トレを趣味にしている人は、脱力するということがどんな感じなのかよくわかっていないという傾向があります。残念ながら、自分が力みがちであるということに気づいていないのです。もちろん筋トレ自体を悪いことであるというつもりはもうとうありません。生活に必要な最低限度の筋肉は維持されるべきですし、筋肉が健全に大きくなっていくこと自体はいいことであると思っております。例えば、宇宙飛行士が宇宙で無重力状態から戻ってきたとき、1週間も重力に耐えることをしていないため、地上ではすぐに立つことさえできなくなっていました。現在では、宇宙船のなかで、戻ってきたときに重力に対抗できるように、トレーニングをしています。
ただ、筋トレというのは、筋肉に負荷をかけて鍛える作業なわけですから、筋肉が負荷を受けるということに対する感覚は鈍りやすくなります。実はこの筋肉を使っているという感覚が鈍るということ自体が問題なのです。
なぜでしょうか?
それは、感覚が鈍っているために、
無駄に使っているということに気づけなくなるからです。
気づけなくなるから、つい使い過ぎでもわからないということになるのです。
この気づきの感覚を高めていくことが、脱力をすすめるよいきっかけになるのです。
そのため、当ドラムメソッドでは、優先順位をもうけています。
それは、もちろん筋肉を鍛えることより、脱力を進めることの方が優先されなければなりません。
そのために、一時的に、筋トレを中断していただく場合もあります。
脱力をすすめなければ、筋トレ自体が無駄になりかねないからです。
ただし、一流のアスリートや一流のパフォーマンスをみせる人々はこの難しい筋トレと脱力のバランスをとることに成功しています。
では、脱力するとは、いったいどういうことなのでしょうか?
筋力を全く使わないということでしょうか?
筋力を全く使わないということを、文字通り実行したならば、私たちは生きることさえできなくなります。なぜなら、心臓を動かしているのも筋肉ですし、呼吸するときも筋肉を使うからです。
脱力して動くとは適正に筋肉を使うということであり、決してまったく筋肉を使わないということではありません。
脱力をすすめるためには、力を抜くという感覚が大切になります。
なるべく重力によるトルクを利用して、動いていくということに注意をはらいましょう。
つまり、脱力を教わるには、しっかりと脱力してたたける人に教わらないと、かなり感覚的なため、つかみにくいといえると思います。
当ドラムメソッドでは自信をもって、脱力を教えることができます。
hiromu@drumlesson.cc
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